お子さまからご高齢の方まで身体や精神に障がいを持たれる全ての方々に対して、「生活のしにくさ」を改善するために、人間として生きていくうえで必要な作業活動として、食事・衣類の着脱・洗面・入浴といった日常的な身の回りの活動から、買い物・掃除・周りの方々との交流・余暇活動・仕事等、より広い社会的な活動までを行う力や役割を取り戻すためのご支援をさせていただいております。
退院後、または在宅にて生活をされている方に対して行うリハビリテーションになります。基本動作・日常生活動作だけでなく、社会復帰や生活環境に適応するための能力向上のリハビリ(動作獲得する為に必要な筋力増強やストレッチ方法など回数設定、場所設定の立案など)を行っております。
その他にも、日常生活において家事動作や買い物などの手段的日常生活動作(IADL)が成立する方法や手順、さらには介護をされている方への介護方法や対応方法のアドバイスも含めて支援しております。
なお、外来リハビリをご利用になられるには当院の医師による診察が必要になります。 また、かかりつけ医がいらっしゃる方は紹介状をお持ちの上で一度、当院の地域連携室(医療相談員)へご相談ください。
2019年4月1日から心大血管疾患リハビリテーションⅡ[心臓リハビリテーション]を取得いたしました。
心臓病において運動療法を用いることで、呼吸困難や疲労感などを軽減し、活動を楽に行えるような効果があり、また趣味活動や仕事など快適な日常生活が送れることを目的としたリハビリテーションになります。
心臓病の方が行う運動は効果があるとされていますが、やりすぎは禁物ですし、安静にしすぎても体力の回復には至りません。
そこで適切な運動量がどれくらいなのか知る必要があります。運動強度を決定する為に、運動負荷試験を行っています。実施が困難な場合は脈拍数の変化や、以下の自覚的運動強度の表を用いて、運動中の辛さの程度を聞き取りながら、負荷量を決定しています。
自覚症状 | スコア |
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もうだめ | 20 |
非常にきつい | 19 |
18 | |
かなりきつい | 17 |
16 | |
きつい | 15 |
14 | |
ややきつい | 13 |
12 | |
楽に感じる | 11 |
10 | |
かなり楽に感じる | 9 |
8 | |
非常に楽である | 7 |
(安静) | 6 |
※ 上記の流れは一例になります。
病棟担当のリハビリスタッフ(理学療法士[PT]2名・作業療法士[OT]2名・言語聴覚士[ST]1名)を配属し、残存した身体能力の評価、高次脳機能の評価、嚥下能力の評価をもとにカンファレンスにて、予後予測を立てていきます。その後、その方に応じたリハビリメニューの作成や運動方法、負荷量を決定し、1日に行うリハビリのプログラムを患者様と相談しながら進めていきます。
また、入院中の生活そのものがリハビリに直結するため、介護士や看護師と共に介助方法の統一や介助方法のコツといったことも伝達しています。
退院時前訪問指導※3
通所見学等にセラピストが同行※3
外出や外泊※3
退院時カンファレンス
※1 全身状態や残存能力、ご家族様やご本人様の大まかな意向を基とします。
※2 ケアマネジャー等、在宅復帰に関わるスタッフが行う会議。
※3 必要に応じて、ご対応させていただきます。
6:00 | モーニングケア |
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7:00 | 朝 食 |
歯磨きやトイレ介助 | |
9:00 | 院長回診 個別リハビリ |
自主訓練 | |
入浴など※ | |
11:40 | 昼 食 |
歯磨きやトイレ介助 | |
14:00 | 個別リハビリ |
看護処置など | |
17:30 | 夕 食 |
歯磨きやトイレ介助 | |
21:00 | 就 寝 |
※入浴については、週2回となっております。患者様のお身体の状態により、清拭対応となる場合がございますのでご了承ください。
退院後、または外来(医療保険)でのリハビリは決められた期間しか実施することができません。詳しくは、一度ご相談ください。ただし、要介護や要支援の認定を受けられた方は、介護保険制度の中でのリハビリに移行し実施することができます。ご希望の方には、入院中や外来リハビリご利用中に介護保険のご案内や、お手続きなど医療相談員が支援いたします。また、介護保険制度の中でリハビリが利用できる事業所の紹介や見学も必要に応じてセラピストが同行いたしますので、ご安心ください。
施設基準 | 脳血管疾患等リハビリテーションⅡ |
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標準算定期間 | 180日 |
対象疾患 |
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施設基準 | 心大血管疾患リハビリテーションⅡ |
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標準算定期間 | 150日 |
対象疾患 |
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施設基準 | 運動器リハビリテーションⅠ |
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標準算定期間 | 150日 |
対象疾患 |
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施設基準 | 呼吸器リハビリテーションⅠ |
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標準算定期間 | 90日 |
対象疾患 |
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失語症、失認及び失行症/高次脳機能障害/重度の頸髄損傷/頭部外傷及び多部位外傷/慢性閉塞性肺疾患(COPD)/心筋梗塞/狭心 症/軸索断裂の状態にある末梢神経損傷(発症後1年以内に限る)/外傷性の肩関節腱板損傷(受傷後180日以内に限る)/回復期リハ ビリ病棟入院料の算定患者/回復期リハビリ病棟の在棟中に回復期リハビリ病棟入院料を算定した患者であって、当該病棟の退棟日から 3カ月以内の患者(入院中の患者、介護老人保健施設又は介護医療院に入所する患者を除く)/難病患者リハビリ料に規定する患者(先 天性又は進行性の神経・筋疾患の者を除く)/障害児(者)リハビリ料に規定する患者(加齢に伴って生ずる心身の変化に起因する疾病 の者に限る)/その他リハビリを継続して行うことが必要であると医学的に認められるもの/先天性又は進行性の神経・筋疾患の患者